寝る子は℃-ute
アイドルが舞台に出ると、いてもいなくても関係ないような役だったり、30分と1時間半の2部構成にして1部に押し込まれたりと、はなから期待されていない感じが気分悪いです。
でも「大人の麦茶」みたいに通常の客演と同じように、自分たちの劇団に組み込んで使ってくれるところもある。
で、「寝る子は℃-ute」ですよ。
「塩田さんは、大人の麦茶に、どう℃-uteを組み込むのか?」
そう考えるのが当然だと思っていました。
だって、大人の麦茶の劇団員も多数出演するし、今までの、ネムレナイトやコトブキ珈琲だってそうだったんですから。
でも全然違うの、℃-uteのメンバーの個性を多少でも知らないと書けない本になっているんです。
大人の麦茶の役者も、味を調える調味料のような使い方なんです。
ベースが大人の麦茶ではなく、ベースからして℃なんです。
「℃-uteが演じることを前提に創られた最初の作品」
なのだよ。
ただひとつ「汚ねぇなぁ。」と思うところは、なつみと長さんの年齢的距離感が、ヲタが「自分と℃」に重ねやすい感じになっている所か。